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がんと診断されたら

がんの初期には自覚症状がないことが多いため、ほとんどの人は元気で何も病気などないように思えます。それゆえに、がんと診断されたとき、患者さまやご家族は、大きなショックを受け、気持ちが動揺してしまいます。
がんにかかっていても生き生きと暮らしている人は世の中にたくさんいらっしゃいますが、やはり診断を受けたときはショックで何も考えられないという経験をしています。もし、大変なショックを受けていても、時間が経てば必ず心が落ち着いて冷静に物事を考えられるようになってきます。
誰もが、がんと診断されると今後の不安を抱えています。そんな時は、自分の思いを誰かに聞いてもらうだけでも落ち着き、自分の頭の中が自然に整理されていきます。あなたを大切に想う人たちが親身になって聞いてくれるでしょう。そして、これから始まるがん治療の闘病生活を元気に乗り越えられるように、好きな人と食事をしたり軽い運動をしたり今まで通りの日々を大切にするようにしましょう。

自分の状態について知る大切さ

がんの診断を受けたとき、医師の説明をただ聞くだけでなく、分からないことや疑問に思ったことはなんでも質問するようにしましょう。治療を受けるのは自分自身で、自分の人生は自分で選択する時代になってきています。ご自身が納得した治療方法を選ぶことで、今後の生活も変わります。
また、がんの診断は、確定診断なのか、がん以外の可能性はないのか、がんが確定ならば、現在どのような状況で、どんな危険性があるのか、など確認しましょう。
治療方法についても、提示されたもの以外にもどんな治療方法があるのか、その治療方法によってどんな効果が期待できるのか、どんな副作用があるのか、入院が必要ならどれくらいの期間なのか、病院に通いながら治療できるのか、仕事は続けられるのか、などできる限り質問することで少しでも自分の納得のいく治療方法を選ぶことができます。

がんの治療方法

がんの治療方法には、「手術」「抗がん剤(化学療法)」「放射線療法」が、三大治療法とされています。近年は免疫療法という副作用が少なく目に見えないがんや転移防止に有効な全身治療法も出てきています。ここでは、三大治療法について解説します。

手術によるがん治療

がんの病巣を手術で除去する療法です。がんそのものを外科手術で除去する局所療法で、がんの治療として最も基本的な治療方法です。手術で除去しきれる場合は、ほとんどのがんが対象となります。副作用は手術侵襲や正常臓器機能の低下の可能性などがあります。
外科治療が最も有益な治療法となり、外科手術によって患者さまの生命予後が改善される可能性が高い場合などに手術が適応されます。ただし、あまりにがんが広がってしまっている場合や、がんが移転してしまっている場合、身体的に麻酔などに耐えられない場合などは手術の適応外になるケースが多いです。

抗がん剤によるがん治療

抗がん剤(化学物質)によって、がん細胞の増殖を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。
全身のがん細胞を攻撃・破壊する全身療法です。現在、抗がん剤の種類は約100種類あり、患者さまに合った抗がん剤を選びます。全身に移転している可能性のあるがんや、白血病、悪性リンパ腫などの手術が対象とならないがんに対して有力な治療法となります。
副作用は、がん細胞だけでなく正常細胞も殺傷される可能性があることです。がん細胞と同様に細胞の分裂・増殖が頻繁に行われる、毛母細細胞や上皮細胞、造血細胞、口腔粘膜などは、抗がん剤の特性によってダメージを受けてしまいます。それに伴い、脱毛、吐き気、嘔吐、食欲不振、感染症、口内炎などの副作用が起こる可能性が高いです。
場所を特定できないがんに対して行われる治療なので、全身療法である抗がん剤は適していますが、治療後のがんを確認できないため、治療の効果を正確に測ることが難しいです。

放射線によるがん治療

放射線療法は腫瘍の成長を遅らせる、もしくは縮小させるために放射線を使用する治療方法です。手術で患部を切除することなく治療ができるため、全身への影響が少なく、高齢者に も適応できるがん治療です。
副作用としては、急性期(手術直後)の副作用と、晩期(半年から数年後)の副作用があります。急性期のものは、疲れやすい、食欲がなくなるなどの全身的なものや、治療している部分に起こるものがあります。晩期のものは、治療した部分に対して起こります。治療の場所によって副作用も変わりますので、治療前に医師にしっかり確認するようにしましょう。
放射線治療では、電磁波であるX線、Γ線、粒子線である電子線が主に使用されていますが、現在陽子線や重粒子線などが研究段階で使用されており、より副作用を減らせることが期待されています。

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