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健康寿命を延ばす為にも定期的な健診受診をしよう

1年に1度の定期健診。2025年度の特定検診受診券の期日は今月末までです。

昨年の3月のコラムにも、「特定検診」について記述しましたが、今年も「駆け込み受診」で健診の受診希望を多く受ける時期となりました。

⇨バックナンバー特定検診についてのご紹介

自治体から郵送される特定検診の受診券は、今月末までの有効期限となりますので、まだ受診されていない方はお急ぎください。

今回は、特定検診で得られる結果のうち、血液検査の項目をピックアップして詳しく解説していきたいと思います。

健診内容

特定検診の内容は以下の通りです。

基本的な検査項目 ○質問票(服薬歴、喫煙歴等)
○身体計測(身長、体重、腹囲、BMI)
○血圧
○血液検査

  • 脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
  • 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
  • 血糖検査(空腹時血糖、HbA1c)

○尿検査(糖、蛋白)

詳細な検査項目
  • 医師が必要と認めた場合に実施

○貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)
○心電図検査
○眼底検査

基本的な検査項目の中ででも、やはり血液検査の結果はよく注視しておくべきです。この後詳しく解説していきます。

 

血液検査で分かる脂質検査

①中性脂肪(基準値の下限=30ml、上限=149ml)

高カロリー食やアルコールの過飲などで過剰に摂られたエネルギーは中性脂肪として貯蔵され、さらに増加すると皮下脂肪や肝臓に蓄えられます。これが高くなると、内臓脂肪の増加や脂肪肝の原因となります。

②HDLコレステロール(基準値の下限=40ml、上限=89ml)

動脈壁に付着したコレステロールを再び血液中に洗い出す働きがあるため善玉コレステロールと呼ばれます。これが高いと動脈硬化に予防的に働き、低いと動脈壁へのコレステロール沈着が増え動脈硬化の進行が早まります。

③LDLコレステロール(基準値の下限=60ml、上限=119ml)

LDL(低比重リポ蛋白)はコレステロールを末梢細胞に運搬する働きがあります。血中のLDL-コレステロールの増加は冠動脈疾患の危険因子です。

高値のときは、バランスの良い食事や適度な運動を心がけてください。

 

血液検査で分かる肝機能検査

①GOT(基準値の下限=0μl、上限=30μl)※μl=マイクロリットル

心臓、肝臓、筋肉、腎臓などのさまざまな臓器に存在する酵素です。これらの臓器が障害を受けると、この酵素が血液中に放出され、高値を示します。

②GPT(基準値の下限=0μl、上限=30μl)

ASTと同じように身体のさまざまな臓器に存在しますが、ALTは主に肝臓に存在するためASTとALTの両方が高値のときあるいはALTのみが高値の場合には肝障害の可能性が高くなります。

③γ-GTP(基準値の下限=0μl、上限=50μl)

蛋白質を分解する酵素の1つです。肝臓や胆道に病気があると高値を示します。アルコールの影響で高値になりやすく、常習飲酒による肝障害の指標になります。

※μl=マイクロリットル

血液検査で分かる血糖検査

①空腹時血糖(基準値の下限=70ml、上限=99ml)

血液中のブドウ糖は身体の大切なエネルギー源です。食後には血糖が上昇しますが、インスリンの働きでもとに戻ります。糖尿病でインスリンの作用が不足すると血糖値は上昇します。糖代謝の要精密検査・要医療判定(糖尿病疑い)を放置することは危険です。内科を受診してください。

②HbA1c=グリコヘモグロビン(基準値の下限=4.6%、上限=5.5%)

ブドウ糖とヘモグロビンが結合したものを、HbA1c(グリコヘモグロビン)といいます。この物質は赤血球の寿命である約120日は安定するため、過去1~2か月の長期間の血糖がうまく調整されているかどうかを知るために役立ちます。身体の大切なエネルギー源です。

参照:日本予防医学協会-血液検査の結果の味方

 

更に詳しい検査は人間ドックの受診がお勧め

特定検診や法廷健診で得られる検査結果は限られています。

数年に一度でもよいので、より詳しい検査結果が得られる人間ドックの受診もお勧めです。当院では現在、「スタンダードコース」の他、「肺ドックコース」と「脳ドックコース」の合計3種類のコースがあり、患者様のニーズに応じて対応可能です。

 

私自身、人間ドックは2年に1度、必ず受けるようにしています。

人間ドックの結果を見て、食事に気を遣ったり、日常の運動量を増やしたり減らしたり…。

更には、家族にも結果を共有することで、「まだまだお父さん元気だね!」と安心してもらえているのも、とても嬉しいことです。家族の安心してくれる笑顔が余計に、定期的な人間ドック受診への意欲となっています。

もし、食事や運動などどんなことに気を付ければ良いか?何かより精密な検査が必要なのか?不安に思われたり、わからない時は、結果をご持参いただき、是非当院のドクターにご相談ください。

皆様の健康寿命について一緒に考え、一緒に取り組んでまいります。

監修者:ゆうメディカルクリニック 院長 後藤田 浩三

《おわりに》

上新庄をはじめ、東淀川区など大阪市内だけでなく、吹田市、摂津市、守口市といった遠方からも多くの患者さまに来院いただいているゆうメディカルクリニックなら、もっと身近に、そして気軽にお身体の健康に関する相談をお受けすることができます。

健康診断は個人でのお申込みはもちろん、企業様単位でのお申込み、また、 人間ドックのご予約・ご相談 も随時承っております。

皆様の「健康寿命を延ばす」為に、是非「ゆうメディカルクリニック」をお役立てください。

2026年3月3日