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熱中症について知識を深めよう|効果的な予防対策

年々、夏季の気温上昇が顕著な昨今。熱中症で緊急搬送される方がとても多いというニュースをよく耳にします。総務省消防庁が発表している大阪府の熱中症搬送人数は、7月だけでも2700人以上に上ります。

「自分は大丈夫」と過信せず、まずはしっかりと熱中症についての知識を深め、自分自身の対策を徹底するのはもちろんのこと、大切な周りの方々にも注意を促せるようにしていきましょう。

まず第一に、熱中症を引き起こす条件とはどのようなものがあるのでしょう?

熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。

①環境

「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。炎天下の屋外だけではなく、日陰や屋内でもその危険があるのは、既にみなさんもご存じのことと思います。エアコンなどの人工的・機械的な空調管理に慣れていない高齢者には、周りの方が管理・声掛けするなど注意が必要です。

②からだ

「からだ」の要因は、乳幼児や高齢者など身体の機能が未熟だったり低下している方、肥満の方、下痢や二日酔いなども熱中症を引き起こしやすいとされています。
普段からウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣をもち、暑い環境に順応できる体を身につけることで熱中症予防にもつながりますので、意識してみてはいかがでしょうか。

③行動

「行動」の要因は、激しい労働や運動だけでなく、先述の「環境」下であれば普段通り生活しているだけでも、熱中症になる可能性は十分にあります。くれぐれも気をつけましょう。

更に、意外にも水分補給が逆に症状を悪化させたりすることもあります。

汗を大量にかくと、体内の水分とともに塩分やミネラルも奪われてしまいます。
そこに水分補給だけを行うと、血液中の塩分・ミネラル濃度(体内における塩分やミネラルの割合)が低くなり、様々な熱中症の症状があらわれます。

つまり、水分だけを補給することがかえって、熱中症の発症へとつながったり、悪化させたりすることもあるのです。

熱中症が疑われるときは、ただ水分を補給するのではなく、塩分も一緒に補給することが重要となります。普段口にする食べ物を工夫するだけでも熱中症対策として有効です。

自分で手軽に作れる補給水は、スポーツドリンクなどが手元にない時などに知っておくと便利です。目安として、1ℓの水に対して1~2gの食塩を加え、さらに、失われた糖分を補いエネルギーを補給するために、砂糖などを加えると、水分や塩分の吸収が良くなる上に疲労回復にもつながるのでより効果的といえます。

食べ物であれば、ビタミンB1、クエン酸、ビタミンCなど免疫力を高め、疲れにくい体をつくるのに効果的な栄養素を積極的に取り入れるようにしましょう。生野菜やみずみずしいフルーツはこれらの栄養素が豊富でおすすめ。野菜の漬物などは塩分も適度に接種でき、さっぱりと食べれるのでぴったりですね。食べ合わせなどで工夫すれば、より効果的です。

 

これらの知識を持っている事自体が、最低限の熱中症予防、対策につながります。
猛暑続きの毎日を乗り切る為にも、しっかりと理解しておきましょう。

 

《おわりに》

ゆうメディカルクリニックでは身体の基本的な検査をはじめ、血液検査や心電図検査、胃カメラ、大腸カメラなど幅広い検査が可能で、詳細な検査を迅速・的確に行うことができます。また、豊富な検査設備が整っているため、効率的かつスピーディーな検査・診察が可能です。

上新庄をはじめ、東淀川区など大阪市内だけでなく、吹田市、摂津市、守口市といった遠方からも多くの患者さまにご来院いただいているゆうメディカルクリニックなら、もっと身近に、そして気軽にお身体の健康に関する相談をお受けすることができます。

また、当院では自由診療メニューとして美容・エイジングケアに効果のある高濃度ビタミンC点滴や、NMN点滴などもおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

お身体のことでお悩みがある方は是非一度「ゆうメディカルクリニック」へお越しください。

投稿者プロフィール

ゆうメディカルクリニック 院長
ゆうメディカルクリニック 院長
健康的な暮らしに役立つ知識や、クリニックの最新情報をゆうメディカルクリニックの院長が定期的に発信していきます。

2024年8月2日