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冬の花粉症~冬の季節のくしゃみや咳の原因は??

2月3日は節分の日です。

節分にはもともと健康や長寿を願う信仰に基づいた習慣があり、豆まきには無病息災を祈る意味があります。古くから豆には「魔除け」や「厄払い」の力があると信じられており、自分の年齢と同じ数の豆を食べるとその年の間、病気にならず健康でいられるという願いが込められているのです。

 

さて、今回のコラムでは「冬の花粉症」についてお話したいと思います。

季節性アレルギー性鼻炎、アレルギー性鼻炎ともいわれる花粉症。

毎年冬の季節になるとくしゃみ・鼻水・鼻づまり・眼の痒み・眼の充血などの症状が起こる方は、冬の花粉症の可能性があります。

花粉症を引き起こす植物

代表的なスギ花粉・ヒノキ花粉・ブタクサ花粉以外にも、つらい鼻水や鼻づまりなど、花粉症の症状を引き起こす植物はたくさんあります。スギ(飛散時期は2~4月)、ヒノキ(飛散時期は3~5月)、ブタクサ(飛散時期は8~10月)以外にも、シラカンバ(4~6月)、イネ科(4~11月)、ヨモギ(8~10月)など、ほぼ年間通して何らかの花粉が日本中で飛散しています。

冬の花粉症の代表株①:スギ花粉

2月~4月にピークを迎え、冬の花粉症を引き起こす原因といえば、花粉症患者の実に約70%を占めるといわれるスギ花粉です。

スギは東北と九州地方に多く植えられ、日本国土の約12%※にスギ林があります。北海道の飛散量は少なく、沖縄に至ってはほとんど飛んでいないのも特徴です。
スギ花粉の元となる雄花は、毎年7月から8月につくられ、9月・10月を経て、11月頃には花粉をたくわえた状態で完成するといわれています。

 

冬の花粉症の代表株②:ヒノキ花粉

スギと並んで花粉症の原因として思い浮かぶのが、ヒノキによる花粉ではないでしょうか。スギ花粉に共通する抗原を持っているのがヒノキです。ヒノキは東北・関東・関西・九州を中心に、日本全土に飛散しています。
ヒノキ花粉症のピークといわれるのは、冬の終わりから5月にかけてです。スギ花粉より少し遅れて飛散しはじめ、3月の中旬から関西・九州に広がります。
4月中には日本全土で猛威をふるい、北海道や関東では7月の初旬ごろまで飛散し続けているのです。

 

マスクの着用や衣服の工夫で対策を

冬は春や秋と違って、花粉症を疑いにくい季節といえます。風邪と思って、衣服についた花粉を払うのが手薄になったり、空気清浄機の使用を忘れたりする場合も多いため、気を抜かず基本の花粉症対策を徹底してください。
とくにマスクの着用は、花粉から鼻や喉を守ると同時に、冬に蔓延しがちなウイルス飛沫対策もできて一石二鳥でしょう。

また、冬の花粉症対策としてより力を入れたいのが、衣服の見極めです。基本の対策では表面のつるつるした衣服を推奨していますが、冬は防寒性に特化したコーデュロイや毛皮を身につける機会も多いでしょう。
おしゃれを楽しみたい気持ちは少し落ち着かせ、できるだけ凹凸の少ない衣服を選択し、花粉の付着しにくい環境をつくるのも大切です。

 

各地の花粉飛散予測や状況は、日本気象協会の「tenki.jp」や「ウェザーニュース」などのウェブサイトで確認できますので、ぜひご活用ください。

 

《おわりに》

ゆうメディカルクリニックでは身体の基本的な検査をはじめ、血液検査や心電図検査、胃カメラ、大腸カメラなど幅広い検査が可能で、詳細な検査を迅速・的確に行うことができます。また、豊富な検査設備が整っているため、効率的かつスピーディーな検査・診察が可能です。

上新庄をはじめ、東淀川区など大阪市内だけでなく、吹田市、摂津市、守口市といった遠方からも多くの患者さまにご来院いただいているゆうメディカルクリニックなら、もっと身近に、そして気軽にお身体の健康に関する相談をお受けすることができます。

お身体のことでお悩みがある方は是非一度「ゆうメディカルクリニック」へお越しください。

投稿者プロフィール

ゆうメディカルクリニック 院長
ゆうメディカルクリニック 院長
健康的な暮らしに役立つ知識や、クリニックの最新情報をゆうメディカルクリニックの院長が定期的に発信していきます。

2025年1月31日