東淀川の内科・整形外科ならゆうメディカルクリニック

目に見える症状がない時、MRI検査は隠れた病気を見つける上で重要な検査です。
おもに「がん検査」で受けるイメージがありますが、実はさまざまな病気の早期発見に有効とされています。
また、MRI検査は「大きい病院や総合病院でしか受けられないのでは」といったイメージがありますが、最近では身近な病院で検査に対応するケースも増えてきました。
そこで、今回はMRI検査についてご紹介。チェックできる病気や、検査時の注意点など幅広くご紹介します。

MRI検査とは

MRI検査とは、磁気の力で体内の状況を撮影する検査方法です。
通常、体内の状況は目で確認することができません。しかし、一見健康に見えて体内では病気が進行していることもあります。

MRI検査は、目では見えない体内の病気の兆候を見つけるための重要な検査なのです。
検査方法は、筒状の大きな機器の中に寝転んだ状態で入るだけです。機器の中に入っている間に各臓器を撮影します。

MRI検査でわかる病気とは

MRI検査でわかる病気はさまざまなものがあります。たとえば、頭部であれば脳血管疾患などが分かりますし、脊椎あたりならヘルニアや脊椎腫瘍などが分かります。

また、部位を問わず「がん」を発見することも可能です。MRI検査を受けることで、複数の病気の状況を判断できるのです。
ただし、MRI検査が得意としているのは、「動かない臓器」の検査です。おもに脳や骨、至急などの婦人科部位、整形外科部位などが挙げられます。
一方、心臓などの「動く臓器」はMRI検査には適していません。わずかな動きでもMRI検査で正しく撮影ができないからです。
場合によっては、心臓もMRI検査で撮影することがありますが、まだまだ少数派。基本的には動かない臓器を中心にMRI検査を行います。

MRI検査を受ける際の注意点

MRI検査を受ける場合、あらかじめ知っておくべき注意点があります。
思わぬトラブルを避けるためにも、以下からの注意点を把握したうえでMRI検査に臨みましょう。

検査には時間がかかります

MRI検査は時間がかかることを覚えておきましょう。
機器の中に入り、検査が始まったら動かずに待っていなければなりません。動いてしまうと正常に撮影ができず、病気の発見が難しくなってしまいます。
そのため、腰痛を抱えている方や小さなお子さんなど、長時間じっと待機するのが難しい場合は、MRI検査以外で対応する必要があります。

また、MRI検査は狭い機器の中に入るので「狭いところが苦手」という方は精神的に負担がかかるかもしれません。「閉所恐怖症」などを抱えている場合は、必要に応じてCTでの対応となります。

検査前にネイルを落としておきましょう

MRI検査を受ける場合、あらかじめネイルを落としておくことをおすすめします。

強い磁場をかけるMRI検査は、金属に影響を及ぼしてしまうのが特徴です。ネイルの成分によっては、鉄分が入っている可能性があるので、やけどや炎症を招くリスクがあります。
必ずしも全てのネイルが該当するわけではありませんが、思わぬ怪我を防ぐためにも、MRI検査の前にネイルを落としておきましょう。

金属を身につけたまま検査はできません

アクセサリーや時計など、金属製ものを身につけたままの検査はできません。
MRI検査で使用する機械の中では強い磁力が発生しています。金属製のものを身につけていると、磁力に反応して金属品が飛んだり、装置を傷つけたりする可能性があり危険です。
とくに女性の場合は、金属製のワイヤーを使用したブラジャーを着用している場合が珍しくありません。撮影した画像に乱れが生じてしまうだけではなく、思わぬ事故を招くことにもなるので、検査前に脱ぐ必要があります。

過去・現在の治療内容によっては検査ができない場合も

心臓ペースメーカーを使用していたり、チタン製以外の脳動脈瘤クリップを使用しているなど、過去・現在の治療内容によっては検査できない場合があります。
前項でも触れた通り、MRI検査は磁力が発生します。体内に金属が入っていると、想定外のトラブルを招くことがあるのです。
避妊リングを装着している場合や、金属の義眼底を使用している場合なども同様に、MRI検査が適さないケースがあります。
MRI検査を受けるにあたり、心当たりのあるものがあればあらかじめ医師に相談することが大切です。

当院ではMRI検査を最短、当日に受ける事が可能

MRI検査というと、「大きい病院でしか受けられないのでは？」「総合病院で予約をして受ける検査では？」といったイメージがあります。
しかし、近年は身近なクリニックでも設備を備えている所が増えてきました。ゆうメディカルクリニックでもMRIを始め、CTや骨密度検査等、様々な機器を取り揃えております。病気を早期発見するためにも、MRI検査を是非お役立てください。初診時の診療状況や患者様のお身体の状態によりますが、当院では最短で受診当日にMRI検査をご案内できる場合もありますので、お気軽にご相談下さい。

まとめ

本コラムではMRI検査における概要やチェックできる病気、検査時の注意点などについてご紹介しました。
MRI検査は一般的なイメージとは異なり、もっと気軽に受けられる検査です。気になる症状がある方や、健康意識が高い方は、ぜひこれを機にMRI検査を進めてみてはいかがでしょうか。