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沈黙の膵臓がん

最近、テレビなどで膵臓がんについて耳にすることも多いと思います。元・横綱千代の富士や、野球の星野仙一監督、iPhoneを作ったApple創設者スティーブ・ジョブズも膵臓がんを克服することはできませんでした。近年日本で膵臓がんは増加してきており、がんの死因では肺がん、大腸がん、胃がんに次いで第4位となっています。さらに膵臓がんの5年生存率は10%以下と、がんの中でも最も予後不良であり、それゆえ膵臓がんは怖い、タチが悪いと言われています。
なぜ、膵臓がんの予後はこれほどまでに悪いのでしょうか。がんは早期発見から早期治療することにより完治の可能性も高くなり生存率も上がります。がんは早期発見から早期治療することにより完治の可能性も高くなり生存率も上がります。膵臓は、肝臓と同じように「沈黙の臓器」と呼ばれ、がんができても初期の段階ではほとんど自覚症状がないまま進行していきます。進行すれば手術もやりにくい場所にあり他の場所へ転移もしやすい膵臓がんは治療も困難となります。さらに膵臓がんは、肺がん検診、大腸がん検診、胃がん検診のような確立された検診がなく、早期発見できる機会も少ないのが現状です。そんな膵臓がんの発見率を上げる方法が2つあります。一つ目は膵臓がんになりやすい人たちを中心に検査をしてもらうことです。近年の研究から膵臓がんになる確率が高いグループが判明しました。そのグループとは、家族に膵臓がんになった人がいる、喫煙、大量飲酒の習慣のある人、肥満、糖尿病、慢性膵炎、膵のう胞を指摘された人などです。これらが複数当てはまる人は膵臓がんになる確率が高くなるため、その人たちを中心に検査をすれば膵臓がんの発見率は上がるはずです。
膵臓がんの発見率を上げる、もう一つの方法はいくつかある膵臓の検査を複数組み合わせて行い、それらを定期的に行うことです。自分は毎年人間ドックで腫瘍マーカーや腹部超音波検査を受けているから安心だ、と思われている方もいるかもしれませんが、現在のところ完璧な膵臓がん検査と言うものは存在しません。腹部超音波検査にしても、膵臓は背中側にあるので、胃腸のガスが多い場合や肥満があるとエコーで死角ができてしまい膵臓を完璧に観察することは難しいのです。
 そこで当クリニックの人間ドックでは腫瘍マーカーと腹部超音波検査はもちろん、オプションとして膵臓がん検査のためのMRCP検査を追加することができます。MRCPとはMRI装置を用いて注射など特別な処置を必要とせず、放射線被曝もなく30分程の検査で膵臓の管を描出することができます。膵臓がんは、症状のない初期の段階から膵臓の管に狭窄や拡張を伴うことも多く、MRCPはその変化や膵臓がんのリスクとなる小さなのう胞の早期発見に非常に優れた検査です。さらにMRCPは、膵臓の病気だけでなく、胆管の描出にも優れた検査であるためCTでも指摘しにくい胆管結石、胆嚢がん、胆管がんの早期発見にも役立ちます。

すい臓

 

前述の膵臓がんの危険因子に当てはまる方、すでに検診などで膵臓や胆道の検査を勧められた方、また背部痛があって整形外科受診したけど異常がないと言われた方、みぞおちが痛くて胃カメラしたけど異常がないと言われた方もぜひクリニックでMRCP検査をしてみてはいかがでしょうか。
MRCP

2021年5月18日

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