骨粗しょう症

骨粗しょう症

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨がスカスカになって弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
加齢、生活習慣(運動不足、食生活など)、喫煙、ホルモンバランスの変化などが原因とされています。
最初は自覚症状がなく、腰や背中に痛みが生じて医師の診断により見つかることが多いです。骨粗しょう症が進行すると、骨折を起こし、寝たきりの原因となるなど、注意が必要です。
骨粗しょう症は、高齢者や、閉経後の女性に多くみられます。昨今では若い人でも栄養不足や運動不足、ステロイド薬の使用などの影響で骨粗しょう症患者が増えています。

骨粗しょう症に関するQ&A

骨粗しょう症は予防できますか?
早期に発見し対策をとれば、骨の強度を維持し、骨粗しょう症を予防することが可能になります。
当院では、腰の骨や足のつけ根の骨の強度を調べる「骨密度検査(DEXA)」が行えます。
腰椎や大腿骨の骨折で将来寝たきりにならないためにも、定期的な検査をおすすめします。
折れやすい部位はどこですか?
骨粗しょう症により骨折しやすい部位は、背骨(脊椎椎体)、腕の付け根(上腕骨)、手首(橈骨:とうこつ)、脚の付け根(大腿骨近位部)です。
1ヵ所骨折すると、その周囲の骨にも負担がかかり、骨折の連鎖につながりやすいため、早期発見・早期治療が重要です。